私が執筆した「プロサッカーチームにおける10年間のハムストリングス損傷の発生状況」が、『日本整形外科スポーツ医学会雑誌』第42巻第1号に掲載されました(リンクは下段)。
Jリーグのトップチームの専属理学療法士として、10年間、ほぼ365日、24時間体制で現場に張り付いて、様々な経験をさせていただきました。10年を一区切りと思い2018年をもって退職しましたが、何かの形で恩返し、と言っては大げさですが、形にしたいと思い、多くの方々の協力を得て、論文という形にしました。
肉離れはスポーツでは最もポピュラーな怪我であるにもかかわらず、その実態はまだまだ分からないことが多く、現場でも色々悩まされることが多かった症例です。
どうすればよいかわからなくて、夜中に頭を抱えていた時に、国内外を問わず先人の方々の書かれた論文を読み、知恵を頂き、臨床に活用させていただきました。
プロサッカーチームの10年のハムストリングス損傷の調査は前例がなく、現場で活動されているメディカルスタッフの方、選手の方々、またほかの競技の方々にとって、僭越ながら、もし少しでもお役に立てれば幸いです。
今後は第二稿「再発について」、三稿「リハビリテーションについて」まで執筆する心持でおります。