走るための準備 4 具体的方法(立った姿勢での評価) 

体幹、足部と順に走るための準備についてお話させていただきましたが、今回はより走る動作に近い動きを使った準備についてお話させていただきます。

片足立

まず大切なのは片足立です。走ることは片足立の連続動作です。片足でしっかり立つことができないと

走る動作を安定させることは難しいです。息を止めずにお尻とおなかで重心位置を安定させ、前後左右に動揺せずに立てるか、左右で差がないかを確認してみてください。また、立った時に、お尻ではなく、腿も前、膝裏、ふくらはぎ、足首で支えている感じがするという方がいると思いますが、いずれもお腹やお尻が安定しないことの結果であると考えます。

ATP

Athlete posisionとよんでいますが、ランジ程深くない、スポーツで最も多いと思われる姿勢です。

この姿勢をしっかりととれるようになることはスポーツを行う上でとても大切であると考えます。

1足をを前にだし、身体を前に傾けて前足のお尻が引っ張られる感じがして、それ以上前に傾けるためには膝を曲げなければいけないくらいのところで膝を軽く(30度くらい)まげて止まる。その時にお尻と、膝の上の内側(内側広筋)で支えていることを感じられるかをみます。

Wall drill

お尻とおなかを使って身体を支えて、片足立ちの交互動作を安定して素早く行う動きが走る動作です。

しっかり身体が支えることができて、お尻で支えている実感があるかを試してみてください。

腿の前だけで支えている状態だと、膝や腰へのストレスが増えるとともに、効率よく地面に力を伝えることはできないと考えます。

 

 

子供のころから慣れ親しんできた「走る」という動作も、実はコツをつかむともっと走りやすくなれると思います。そのポイントは、①骨盤周囲の固定力②お尻を使うことだと考えています。

 

 

 

 

 

 

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